残酷さと引換に手に入れたもの
自分の知らない何かのことが
少しだけ道をそれて
迷い込んでしまった残酷は
どこまでもどこまでも続いていた
少しだけ自分を偽ったから
少しだけ誰かに合わせたからか
今となっては
仮面の顔が並んでいる
傷つけたつもりがあったのか
嫌われる理由があったのか
今となっては
ショーウィンドウのマネキンが並ぶ
声は届かない
わからない奴らが
嘘の仮面と
偽りの言葉で話してくる
いらない
そんなもの
そして
いつのまにか
一人だけの闇が広がっていた
もう終わりと
世界との距離にくるしんで
一人だけの残酷に身をおいて
痛みさえも
美しく輝き涙のしずくにかえていた
永遠に思えた残酷
世界との距離と大きさ
ちっぽけな自分
見るものも聴くものも拒絶して
自分の残酷に浸っていく
見える世界に住む場所はないって思えて
引きこもる自分は何も存在しない者
そう思えていた
今
君の見ている
残酷は
自分自身の欠片
その残酷は
君自身
そう思えるのに
今にして思えば。
そう時間はかからなかったよ
仮面の世界に
嘘の世界に
置き換えてしまう自分がいるから
世界は永遠に変わらないと思えてしまう
残酷は
君自身の世界を
すこしずつ
造り出している
無垢な可能性を持つ
君だから
少しだけ早く
君自身に
体験させてくれる
未来の可能性で
誰にもない
あなただけの生きる力
なんだ
嘘ではない
そんな現実を
残酷を味方にして
嘘と戦おう
by imagineps
| 2012-11-13 02:06
| self